Sweden Emmaboda
18 October 2021
18 October 2021
この物語の始まりはガラスワークショップに参加したことだった。
吹きガラスのワークショップに行けることは知っていたが、自分がガラス?と思っていたのでなかなか踏み出せなかった。もちろん参加するにはお金もかかることだし、強い意志がなければ踏み込めない。
オランダで大学2年生の冬、今年も開催されることになったガラスワークショップはいつも通りスウェーデンの小さなEmmabodaという街で開催される。この度、学部からの奨学金が出るとのことで、応募して半額援助してもらえることになった。なので、バイト頑張るから、応募させてほしい旨を伝えるために両親に電話した。ありがたいことに、ふたりは今しかできないんだからやってみなさいと言ってくれた。「俺も、吹きガラスやってみたいんだよね〜!」「私も!」と言っているふたりを見ると、恵まれた環境で育ったということは一目瞭然であった。
この年、私のクラスからはテッサとエマも参加した。3人でHumburg→Copenhagenと乗り継ぎをし、Emmaboedaに無事に到着した。
来たことのない場所で、みたことのないことが行われている場所で、右も左もわからない中、ただ1週間楽しんだ私。ガラスが溶けたり固まったりするのが不思議でたまらない。
床に落ちたガラスがふとわたしの目に留まった。まるで蜂蜜が垂れているかのようにゆっくりと落ちて、少し経つと冷めて細い糸のガラスが残った。
制作途中の切れ端、みたいのものがそこらじゅうに転がっている床で一つ一つが可愛くて愛おしくて全部集めたくなる。聞くと、冷めたらいくらでも持っていっていいよ。と言ってくれた。
このガラス、この土地、次の機会なんてあるのだろうか。と考えたら妙に何かやりたくなった。
ガラスを埋める。旅をする。そこに足跡を残す。
わたしの旅とガラスころのお話が始まります。
吹きガラスのワークショップに行けることは知っていたが、自分がガラス?と思っていたのでなかなか踏み出せなかった。もちろん参加するにはお金もかかることだし、強い意志がなければ踏み込めない。
オランダで大学2年生の冬、今年も開催されることになったガラスワークショップはいつも通りスウェーデンの小さなEmmabodaという街で開催される。この度、学部からの奨学金が出るとのことで、応募して半額援助してもらえることになった。なので、バイト頑張るから、応募させてほしい旨を伝えるために両親に電話した。ありがたいことに、ふたりは今しかできないんだからやってみなさいと言ってくれた。「俺も、吹きガラスやってみたいんだよね〜!」「私も!」と言っているふたりを見ると、恵まれた環境で育ったということは一目瞭然であった。
この年、私のクラスからはテッサとエマも参加した。3人でHumburg→Copenhagenと乗り継ぎをし、Emmaboedaに無事に到着した。
来たことのない場所で、みたことのないことが行われている場所で、右も左もわからない中、ただ1週間楽しんだ私。ガラスが溶けたり固まったりするのが不思議でたまらない。
床に落ちたガラスがふとわたしの目に留まった。まるで蜂蜜が垂れているかのようにゆっくりと落ちて、少し経つと冷めて細い糸のガラスが残った。
制作途中の切れ端、みたいのものがそこらじゅうに転がっている床で一つ一つが可愛くて愛おしくて全部集めたくなる。聞くと、冷めたらいくらでも持っていっていいよ。と言ってくれた。
このガラス、この土地、次の機会なんてあるのだろうか。と考えたら妙に何かやりたくなった。
ガラスを埋める。旅をする。そこに足跡を残す。
わたしの旅とガラスころのお話が始まります。